命は誰が守るのか〜宮城さい帯血バンク危機の背景 ※青森県では別番組を放送します。 |
白血病治療に欠かせない"さいたい血"
の採種、保存を宮城県で行ってきたNPO法人「宮城さい帯血バンク」が財政難により、全国で初めて平成23年度以降の事業継続が困難になったと明らかにした。さい帯血バンクの経営の大半は、国から支払われる診療報酬の一部と、補助金で成り立っているが、年間の必要経費3000万円のうち、実際にまかなわれるのは2400万円程度。毎年のように500万円の赤字を出し続け、不足分を補ってきた寄付金も底を尽きかけている。国に支援の要請をしてきたが十分な支援を得られなかったという。全国に11ある他のバンクも全て赤字運営が続いていて、「いつ第2の"宮城"が生まれてもおかしくない」のが実状だ。 さい帯血バンクだけでなく、医療や介護などの分野においてNPO法人の活動は欠かせないものになっているが、そのほとんどが、資金難にあえいでいる。番組では、さい帯血バンクをはじめとする様々なNPO運営の実状を取材、いまや医療に不可欠なNPOをどのように支えていくべきなのか、考えたい。
再放送:5月15日(土) 総 合 午前10時5分〜 10時30分 |
|
|